こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
投資信託の積立方法には主に「毎月積立」と「毎日積立」の2つがあります。
つみたてNISAなどで投資信託を積み立てている方だと一度は、毎月と毎日どちらがいいのか考えたことがあるかと思います。
また、何となく毎月・毎日のどちらかを選んでいるけれど、ふと「どちらがいいんだろう」と思った方もいらっしゃると思います。
この記事では投資信託で毎月積立と毎日積立どちらを選んだ方がいいのかについて解説します。
・投資信託の「毎月積立」と「毎日積立」の違い
・毎月と毎日の積立シュミレーション
・毎月と毎日はどちらを選んだ方がいい?
はじめに、本記事の結論は以下になります。
・毎月積立と毎日積立のリターンに大きな差はない
・長期積立投資であればどちらを選んでもオッケー
・重要なのはどんなファンドに投資するか
投資信託の「毎月積立」と「毎日積立」の違い
投資信託の積み立て投資を始める際、毎月と毎日どちらにするか迷いますよね。
ここでは、毎月積立と毎日積立の買い付けの違いについて解説します。
毎月積立
毎月積立は、「月に1度指定した日に定額で買い付けを行う」方法です。
(毎月1回の買い付け)
毎月15日に月3万円と指定した場合、毎月15日が来るたびに3万円を買い付けます。
毎日積立
毎日積立は、「毎日買い付けを行う」方法で月額指定と日額指定の2通りがあります。
(毎月約20回の買い付け)
月額指定は、1ヶ月の積み立て額を指定し、合計金額が指定額になるように毎日積み立てていきます。
月3万円と指定した場合、3万÷その月のファンド営業日を毎日積み立てます。
日額指定は、指定した金額を毎日積み立てます。
毎日300円と指定した場合、300円をファンド営業日ごとに毎日積み立てます。
毎月積立と毎日積立のシュミレーション
毎月積立と毎日積立の概要や違いについて解説しましたが、ここでは実際に2つの方法で積み立てた場合のシュミレーションで比較します。
「全世界株式」と「8資産バランス」に2006年3月~2021年3月の15年間、毎月末日と毎日積立投資をしたシュミレーションを見てみましょう。
上記2つのファンドについてはこちらの記事で解説しています。
こちらは「マネックス証券」さんのサイトから引用させていただきました。
毎日1000円を15年間積立投資した場合
投資元本(万円) 評価額(万円) 損益(万円) 損益率(%) 8資産バランス 367.2 659.44 292.24 79.59% 全世界株式 367.2 869.58 502.38 136.81% 毎月2万円を積立投資した場合
投資元本(万円) 評価額(万円) 損益(万円) 損益率(%) 8資産バランス 360 646 286 79.44% 全世界株式 360 852 492 136.67% ・マネックス証券、『投信積立の頻度「毎日」と「毎月」どっちが有利?』、https://info.monex.co.jp/fund/guide/everyday-vs-monthly.html
こちらの記事内でも言われていますが、毎日積立の方がほんのわずかだけ良いリターンが出ています。
ただ、15年で0.1~2%の差のためどちらを選んでも大きな差はないと言えます。
繰り返しになりますが、シュミレーション結果から毎月積立と毎日積立はリターンの差に大きな影響は与えないことがわかりました。
毎月と毎日はどちらを選んだ方がいい?
ここまで毎月積立と毎日積立の「仕組みの違い」や「シュミレーションの比較」を解説しました。
毎月と毎日はどちらがいいのかという問いに対しての結論は、『どちらでも大丈夫』です。
ただ、それでもどちらにするか迷う方もいらっしゃると思います。
そんな方に以下で毎月積立と毎日積立におすすめな方の特徴をお伝えします。
①毎月きっちり同じ額を積み立てたい方
②クレカ積立を利用していて強制的に毎月積立になる方
①日々の株価の変動にきっちりついていきたい方
②時間分散を可能な限り行いたい方
こちらをお読みいただいて自分に当てはまる方を選んでいただくのが良いかなと思います。
私が毎月積立をしている理由
私は「毎月積立」を利用しています。
理由は以下の2点です。
①毎月で十分分散が効くと考えている
②一部クレカ積立で毎月購入している
特に大きな理由は、②で強制的に毎月1日に購入しているため、クレカ積立以外で購入している投資信託を毎日積立にしてしまうと偏りが出るからです。
そのため、クレカ積立以外も毎月積立を選んでいます。
もし同じような方がいましたら参考にしてみてください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
繰り返しになりますが、毎月積立と毎日積立に大きな違いはないというのが本記事の結論です。
積立投資をする際、最終的なリターンに大きく影響するのは運用商品です。
そのため、適切な商品を選ぶことができれば積立頻度は好みで選んで良いかと思います。
運用商品に迷っている方は以下の記事を参考にしてみてください。