つみたてNISA

【FP解説】積立NISAを満額できたら次におすすめの投資3選!

 

こんにちは、FPブロガーのムツヲです。

 

ステイホームで自宅での時間が増えたこともあり、最近では資産形成を行う方が増えてきています。

その中でも資産形成の入り口となるのが「積立NISA」です。

こちらの記事を読んでいただいている方も多く利用されていると思います。

しかし、限度額まで投資してるけど、まだ余裕があるという場合は、次に何に投資をすればいいのか。

この記事では「積立NISA」の次の投資について解説します。

✓本記事の内容

・積立NISAの次におすすめの投資3選
・積立NISAの次に投資するべき優先順位
・積立NISAの次の投資をする際の注意点3つ

積立NISAの次におすすめの投資3選


積立NISAを上限まで利用していて、さらに資金に余裕がある方は是非、以下で紹介する投資を追加でしてみてください。

その①「iDeCo(個人型確定拠出年金)」

1つ目は「iDeCo」です。

「iDeCo」は老後資産準備のための制度で、積立NISAと同じく税制優遇を受けられる点が非常に魅力的です。

老後資金が不足すると叫ばれる中で、今からその準備をしておくことは非常に重要です。

また、税制優遇を受けながら資産形成できるのは「NISA」と「iDeCo」の最大のメリットのため非常におすすめです。

「iDeCo」の税制優遇は、

「iDeCo」の税制優遇

①掛金が所得控除される
②受け取り時、控除が利用できる

という2点です。

投資対象は、定期預金・生命保険・投資信託から自身で選びます。

ただし60歳まで原則引き出せません。

老後資金対策の制度のため、積立NISAのようにいつでも引き出せない点は注意が必要です。

iDeCoは掛金の上限やおすすめの商品など詳しい情報は以下の記事をご覧ください。

その②「通常口座で投資信託を購入する」

2つ目は、通常口座で投資信託を購入するです。

通常口座で投資信託を購入する場合、積立NISAのように非課税で運用することはできませんが、積立NISAと同じように値上がり益を期待することができます。

積立NISAでは金融庁が厳選した投資信託から商品を選びますが、通常口座で投資信託を購入する場合は、幅広い選択肢から選ぶことができます。

ただし、積立NISAで選ぶことのできるファンドは手数料が低く、リターンも安定している優良なファンドが多いため、積立NISAで購入しているファンドを追加購入するのがおすすめです。

同一ファンドでなくても、同じように手数料が低く広く分散されたインデックスファンドを選びましょう。

投資信託や積立NISAのおすすめファンドは以下の記事で紹介しています。

その③「米国ETF」

3つ目は「米国ETF」です。

中でも今回は「米国高配当ETF」をおすすめします。

高配当ETFとは、企業が株主に還元する配当金が高い企業に分散して投資しているファンドです。

高配当ETFでは、定期的に配当金を受け取ることができるため、不労所得を実感できる点や日々のキャッシュフローに余裕が出る点も魅力です。

積立NISAのインデックス投資では含み益を眺めるだけになってしまいますが、高配当ETFは配当金を楽しみながら投資できるかもしれません。

ここで、日本の高配当ETFじゃないの?と疑問に感じた方もいらっしゃると思いますが、米国の高配当ETFをおすすめする理由は主に2つあります。

米国高配当ETFのメリット

⑴少額から購入できる
⑵優良なファンドが多い

日本に比べ、アメリカのETFは数千円~数万円で購入できるため、資金に余裕がない方でも気軽に購入することができます。

また、安定した業績と配当金を出す企業に投資する優良ETFが複数あり、投資する側としては安定した配当金を受け取ることができます。

ETFと投資信託の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

米国高配当ETFについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

個別株式をおすすめしなかった理由は、個別株は価格変動が激しくリスクが高いため、投資初心者には難しいと考えるためです。

積立NISAの次に投資するべき優先順位


ここまで3つの積立NISAの次のおすすめ投資を紹介しましたが、その中でもどれがおすすめなの?という方もいらっしゃると思います。

ここでは、積立NISAの次に投資するべき優先順位について解説します。

結論としては、上で紹介した順番と同じです。

1位「iDeCo(個人型確定拠出年金)」

積立NISAの次に最もおすすめするのが「iDeCo」です。

iDeCoが1位の理由は、積立NISAと同じく税制優遇を受けながら運用ができる点です。

この点は、国が私たちのために用意してくれた積立NISAとiDeCoの唯一性のため使わない手はありません。

2位「投資信託」

iDeCoの次は「通常口座で投資信託を購入する」のがおすすめです。

積立NISAやiDeCoでも投資信託で運用するのが基本になりますが、それでも資金に余裕がある方は、通常口座で投資信託を購入しましょう。

税制優遇は受けられませんが、積立NISAやiDeCoで保有しているような優良ファンドであれば、資産形成に大きく貢献してくれます。

証券口座の開設はSBI証券と楽天証券がおすすめです。

3位「米国ETF」

3番目におすすめなのは「米国ETF」です。

1位のiDeCoは最優先で利用してほしいですが、その次に2位の「通常口座で投資信託を購入する」か、3位の「米国ETF」を購入するかは自身の好みに合う方をおすすめします。

なぜなら、投資信託では配当金が自動で再投資されますが、米国ETFでは配当金が再投資されず受け取りになるという違いがあります。

米国ETFでは配当金が再投資されない分値上がり益は減ってしまいますが、配当金という不労所得が入ることで日々の生活に余裕が出るというメリットがあります。

A.資産拡大を最優先に考えるか(=投資信託)
B.日々のキャッシュフローに余裕を持たせたいか(=米国ETF)

是非、自分はどちらが良いと感じるか考えてみてください。

積立NISAの次の投資をする際の注意点


積立NISAに加えてさらに運用していくのは非常におすすめですが、同時に気を付けるべきこともあります。

ここでは、積立NISAの次の投資をする際の注意点について解説します。

その①積立NISAに回す資金は確保する

積立NISAの上限額は年40万円ですが、この資金をまずは確保してください。

次の投資に資金を回してしまい、積立NISAが満額できないのは非常にもったいないです。

完全に非課税で運用できるのは積立NISAだけなので、他の投資よりも何より最優先で考えるように注意してください。

その②自分にあった投資をする

この記事を読んでいる方の中にも、最近投資を始めた方も多くいらっしゃると思います。

自分のリスク許容度がわからない状態で様々な投資に手を出すのは危険です。

例えば、

本当はリスク許容度が低い方が仮想通貨ブームに乗っかり仮想通貨を購入したら、

直後に暴落が来て狼狽売りすることになる可能性もあります。

リスクが高い金融商品は資産の1%~3%くらいにとどめておくなどの工夫が必要です。

是非、自分はどこまでのリスクに耐えられるのかを考え、自分に合った投資をしてください。

その③資金を過度に運用に回しすぎない

投資に慣れてくると余裕資金をどんどん投資に回して、複利の力を使いたくなる可能性があります。

ただ、過剰に投資に資金を回しすぎて日常生活にお金を使いすぎなくなるのはあまりおすすめできません。

もちろん、将来に向けて資産形成することは非常に重要ですが、現在を楽しめないのは本末転倒です。

投資に回すお金と日常生活に使うお金のバランスを適切に保つのがおすすめです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

積立NISAを始めてそれでも資金に余裕のある方は、是非今回紹介した投資にも挑戦してみてほしいです。

積立NISA→iDeCo→投資信託 or 米国ETFの順番がおすすめです。

ABOUT ME
ムツヲ
■20代前半会社員 ■AFP(日本FP協会認定会員)  2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務) ■2021年3月から~「賢く生きる」お金の知識~をテーマに資産形成にまつわる内容をブログやSNSで発信 ■主に資産運用・節約・節税・保険などの記事を更新
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