資産運用

【FP解説】投資信託とETFの違いとは?初心者におすすめなのは?

・投資を始めたけど「投資信託」と「ETF」の違いって何?
・それぞれの特徴は?
・投資初心者はどちらを選べばいい?

この記事ではこういった疑問に答えます。

✓本記事の内容
・投資信託とETFの違いとは?
・投資信託とETFのそれぞれの特徴
・投資初心者に投資信託がおすすめな理由

 筆者は、「AFP・FP2級」を取得しているファイナンシャルプランナーです。『賢く生きる』をテーマに投資・節税・節約・保険などの記事を3日に1本のペースで発信しています。

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こういった私が解説します。

投資信託とETFの違いとは?


投資を始めた方なら一度は目にしたことがあるであろう、

「投資信託」と「ETF」

ただ、

この2つの違いがイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは両者の違いを解説します。

まず「投資信託」とは、、、

プロの投資家が個人からお金を集め、様々な金融商品に運用する商品のことです。

つまり、株や債券などの金融商品の詰め合わせセットです。

投資信託を購入することで、世界中の様々な株式や債権などに投資することができます。

次に「ETF」とは、、、

上場投資信託のことです。

「東京証券取引所」や「NY証券取引所」などに上場している投資信託のことをETF(上場投資信託)と言います。

つまり投資信託とETFの違いは「上場しているかしていないか」ということになります。

投資信託については別の記事でも解説しています。

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投資信託とETFの特徴


では、投資信託とETFにはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

投資信託の特徴

その①売買は1日に1回

投資信託は1日に1度しか売買することができません。

個別の株式のように常に取引が行われるわけではないため、1日に1回価格が決まります。

その②100円から投資できる

投資信託は100円から購入することができます。

また100円から1円単位で金額を増やすことができるため、自分の投資したい額を細かく設定することができます。

その③分配金が自動的に再投資される

通常、株式などに投資すると投資した企業から「分配金」がもらえます。

投資信託では、この分配金を投資信託の中で自動的に再投資するため、分配金にかかる税金や再投資する手間を省くことができます。

ただし、投資信託によっては毎月分配金が出るものもあります。しかしこのようなファンドは分配金はもらえるものの、値上がりが期待できないものや元本を削って分配金を出しているものもあるため、避けるべきでしょう。

ETF(上場投資信託)の特徴

その①株式市場が開いているときに取引する

ETFは市場に上場している投資信託のため、個別の株式のように市場が開いている時間に取引を行います。

日本では9時~15時が取引可能な時間です。

その②株価以上の金額から購入できる

ETFにも投資信託にも時価はあります。

しかしETFは市場で取引するため、100円などの金額を指定して購入するのではなく、1株から購入することになります。

1株の価格が10,000円の場合、そのETFを購入するには10,000円が必要になります。

その③分配金を受け取る

投資信託でもETFでも個別の株式を購入した時と同じように、企業の業績によって配当金が発生します。

ETFではそれが分配金としてETFの保有数に応じた金額分受け取ることができます。

分配金を受け取る際は20%の税金が発生します。またアメリカで上場しているETFを購入した場合は、アメリカ現地税10%も課税されます。

こちらは上記の特徴のほか2つの項目も比較した表です。

投資信託ETF
取引1日1度市場が開いている時間
最低金額100円1株の価格
分配金自動再投資受け取り
売買手数料なしあり
信託報酬高い傾向低い傾向
投資信託の売買手数料はネット証券で購入した場合無料です。
信託報酬は投資信託のほうがETFに比べ高い傾向にあります。

投資初心者に投資信託がおすすめな理由


投資信託とETFの違いを理解したところで、投資初心者にはどちらがおすすめなのか。

それは投資信託です。

理由は3つあります。

その①少額から投資できる

特徴でも解説しましたが、投資信託は100円から購入することができます。

特に初心者の方はいきなり大きな金額を投資するのは難しいため、少額から投資するのがおすすめです。

また30,000円分投資したい場合、

・投資信託は30,000円分ピッタリ購入することができます。
・ETFは株価で取引するため、株価が13,000円だと2株で26,000円分しか購入できません。

こういった理由から少額から投資できる投資信託はとても魅力的と言えます。

その②つみたてNISA・idecoで投資できる

投資信託の魅力の1つが「つみたてNISA」や「ideco」といったお得な制度を利用できる点です。

・つみたてNISAは20年間運用益が非課税で運用できる制度です。
・idecoは運用益が非課税で節税にもなる老後資金準備のための制度です。

つみたてNISAとidecoについては別の記事でも解説しています。

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その③分配金再投資が自動で行われる

投資信託では分配金が自動で再投資されます。

このメリットとして、

・分配金には通常20%の税金が発生しますが、この分配金にかかる税金を無視することができます。
・投資は分配金を再投資して複利を使うことで資産を拡大しますが、これを自動でやってくれるため、手間を省くことができます。

といったものがあります。

先ほど記載したように、投資信託によっては毎月分配金が出るものもあります。しかしこのようなファンドは分配金はもらえるものの、値上がりが期待できないものが多く、避けるべきでしょう。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事を読んで投資信託に投資する方が1人でも増えるとうれしいです。

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思い立ったが吉日です。
是非この機会に投資信託で投資を始めてみませんか??

ABOUT ME
ムツヲ
■20代前半会社員 ■AFP(日本FP協会認定会員)  2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務) ■2021年3月から~「賢く生きる」お金の知識~をテーマに資産形成にまつわる内容をブログやSNSで発信 ■主に資産運用・節約・節税・保険などの記事を更新
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