こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
近年はGAFAMに代表される米国株が非常に好調なこともあり、
「米国株にもっと資金を突っ込みたいけど、集中投資しても大丈夫?」
という思いを持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、米国株に集中投資する前に知っておきたい魅力と注意点を解説します。
・米国株の魅力
・米国株集中投資の注意点
・米国株は投資信託かETFをおすすめする理由
米国株の2つの魅力
積立NISAで米国のS&P500に連動する投資信託を購入している方も多くいらっしゃると思います。
ここでは、そんな米国株の2つの魅力について解説します。
その①成長性
成長性というのは、アメリカの国としての成長と企業の成長の両方を指します。
アメリカは世界最大の経済大国でありながらこれからも人口が増え続けるため、国としての成長も期待することができます。
また、GAFAMを中心に強い成長を遂げているのが米国企業です。
グローバルに展開している企業も多く、他国の成長も同時に取り込めるのがアメリカ企業の強みです。
その②法整備
収益の上がらない企業が退場する仕組みや会計制度、自社株買いを後押しする制度、情報開示などの法整備がしっかりしているのがアメリカの特徴です。
また、株主重視の文化があり、積極的な自社株買いや配当などを通じて株主へ利益を還元する企業が多くあります。
このように成長性と法整備の2つの背景により、米国経済の成長とそれに伴う株価指数の上昇が実現されています。
米国株集中投資の注意点
米国株には大きな魅力がありますが、同時に注意すべき点もあります。
ここでは米国株に集中投資しようとしている方が知っておくべきリスクについて解説します。
その①値動きの大きさ
米国株に集中投資するということは、世界中の様々な投資対象から「株式」、その中でも「米国株」に投資するということです。
そのため、値動きがかなり大きいということを理解しておく必要があります。
上のS&P500に連動したETFの長期チャートを見るとわかるように、近年は非常に強い成長をしている米国株ですが、2000年代後半にはリーマンショックによる約50%減の大暴落があったことも事実です。
ただ、長期的に見れば株価は右肩上がりになっているため、米国株に投資する際は長期的な投資と資金管理が重要です。
その②為替リスク
米国株への投資には為替リスクがあることも知っておく必要があります。
米国株に投資するには日本円をドルに換えて投資するため、ドル建てで保有することになります。
そのため、円高になると損失を生み、円安になると利益を生みます。
この為替リスクがあることも事前に理解しておく必要があります。
ただ、円とドルの為替は上下を繰り返しているため、長期投資をする場合はあまり気にする必要はありません。
米国株は投資信託かETFをおすすめする理由
これまで米国株の魅力と米国株集中投資の注意点について解説しました。
ここでは、米国株に投資する場合投資信託かETFをおすすめする理由を解説します。
その①個別株式は難易度が高い
米国の個別株式をメインに投資するのは難易度が高いと言えます。
なぜなら個別株式は、
・値動きが非常に大きい
・取得価格が銘柄によって異なる
という特徴があり、初心者の方が行う「長期積立投資」には向きません。
例えば、皆さんもご存じの「Amazon」と「コカ・コーラ」の過去5年のチャートを見てみましょう。
↑Amazon
↑コカ・コーラ
チャートを見るとどちらの銘柄も値動きが大きいことがお分かりいただけると思います。
また、2021年7月時点で、Amazonは1株約3600ドル≒40万円、コカ・コーラは1株約54ドル≒6千円で取引されています。
その②少額から指数に分散して投資できる
投資信託とETFは少額から様々な銘柄に分散して投資できます。
特に投資信託は最低100円から購入することができるため、投資初心者や少額で積立投資をしていく方にはおすすめです。
また、投資信託とETFにはS&P500のような指数に連動を目指すインデックスファンドがあり、分散と安定したリターンを得ることができます。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
米国株は成長性と法整備という魅力があり、非常に人気の投資先であり、米国株に投資しないという選択肢は考えにくい状況です。
だからこそ、米国株の魅力と注意点をしっかり把握して投資をすることが重要です。
米国株を活用して王道な資産形成をしていきましょう。
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