資産運用

【FP解説】米国株と全世界株どちらに投資すべき?向いている人の特徴は?

 

こんにちは、FPブロガーのムツヲです。

 

投資信託やETF(上場投資信託)の人気ランキングを見ると、「米国株式」「全世界株式」のファンドが上位にランクインしています。

どちらもともに人気がある投資対象のため、どちらに投資すべきか悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。

そこで、この記事では「米国株と全世界株のどちらに投資すべきなのか」という疑問の解決を手助けしたいと思います。

✓本記事の内容

・米国株と全世界株の特徴
・それぞれのメリット・デメリット
・米国株と全世界株それぞれに向いている人の特徴

米国株と全世界株の特徴


つみたてNISAやiDecoなどで投資を始めた方は、一度は疑問に思うのが、「米国株と全世界株どちらに投資すべきか」ということです。

どちらも投資信託やETFの人気ランキングで上位に入っている投資対象で、長期的に右肩上がりの成長をしています。

投資信託とETF(上場投資信託)についてはこちらの記事で解説しています。

まず、それぞれの代表的なファンドを紹介します。

米国株の代表的ファンド

米国株の代表的なファンドは、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。

このファンドは米国の代表的な500社の株価指数である「S&P500」の値動きに連動したインデックスファンドです。

純資産額は2021年12月時点で9000億円を超えています。

また、管理費用が0.0968%と圧倒的に低く、まさに超優良ファンドです。

全世界株の代表的ファンド

全世界株の代表的なファンドは、「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」です。

このファンドは、日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動き(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)に連動するインデックスファンドです。

これ一本で全世界の約3000社に投資することができます。

また、純資産額も2021年12月時点で、3800億円を超えています。

管理費用も0.1144%と低く設定されており、こちらも文句なしの優良ファンドです。

このようにどちらも非常に優れた投資対象であると言えます。

この前提のうえで米国株と全世界株のメリット・デメリットについて解説します。

それぞれのメリット・デメリット


米国株と全世界株はどちらも優良な投資対象であることはお分かりいただけたと思います。

ここでは、さらにそれぞれに投資した場合のメリットとデメリットについて解説します。

米国株のメリット

その①アメリカは歴史がある世界最大の経済大国

アメリカは世界最大の経済大国でありGDPもトップの国です。

中国が急速にGDPを伸ばしていますが、現在はアメリカがGDPのトップを走っています。

また、アメリカ市場は超長期的に右肩上がりになってきたという唯一無二の歴史があります。

これまで世界恐慌やベトナム戦争、リーマンショックなどの大事件が何度もありましたが、それを乗り越えて成長を続けてきています。

その②人口がこれからも伸び続ける

アメリカはこれからも人口が伸び続ける人口増加国です。

実際、主要先進国の中でこれからも人口が増え続けるのはアメリカだけです。

人口の増加と市場の成長には相関関係があり、これからもアメリカの成長の可能性は高いといえます。

その③アメリカの主要企業はグローバル企業である

GAFAMをはじめとしたアメリカの主要企業は全世界でビジネスを展開しているグローバル企業です。

そのため、アメリカ以外の国が成長したとしてもその成長を取り込むことができます。

米国株のデメリット

その①アメリカが今後もトップを走り続けるとは限らない

「栄枯盛衰」という言葉があるように、常にトップを走り続けるのは非常に難しいです。

日本も一時期、世界の時価総額ランキングのトップ10に何社もランクインしている時期もありましたが、現在ではトップ10には1社も入っていません。

アメリカがこれからも一強であり続けるかことができるのか皆さんも考えてみてください。

その②米国には長期間ボックス相場の時期があった

長期的に見れば右肩上がりの米国株ですが、特定の期間に区切ると厳しい時期があります。

例えば、1960代~1980年代の間は一定の値幅で上げ下げを繰り返す「ボックス相場」でした。

また、2000年代はBRICSなどの新興国株のパフォーマンスが米国株を上回る時期もありました。

全世界株のメリット

その①分散が効いている

アメリカだけでなく世界の様々な国に投資している全世界株は、未来に勝つ国を予想する必要がありません。

時価総額加重型のため、その時点で強い国には多く投資をして、弱い国には少なく投資をするというように、バランスを自動で調整してくれます。

その②インデックスファンドの生みの親は全世界株派である

インデックス投資を研究している学者も、全世界株への分散投資を推奨しています。

市場全体に投資する(全世界株に投資する)ことが理論的に正しい投資手法だからです。

世界経済でどの国が勝者になろうともお金が増えていき、世界経済がどう転んでも一文無しになるリスクがない、世界経済の成長を取りこぼすことなく受け取れるということです。

全世界株のデメリット

その①全世界株には低成長国を含む

全世界株にはアメリカのような高成長している国だけでなく、低成長の国も含まれます。

そのため、今後もアメリカが世界のトップを走り続けるのであれば、その成長を100%享受することはできません。

その②米国株に比べてリスクの高い国を含む

米国以外の株式に投資するということは、プラスアルファのリスクやコストがかかります。

運用コストも全世界株の方が運用コストも高く、米ドル以外の通貨リスクも負うことになります。

米国株と全世界株それぞれに向いている人の特徴


ここまで、米国株と全世界株それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説しました。

そしてここでは遂に、皆さんが「どちらに投資すべきか」について解説します。

米国株に向いている人の特徴

その①アメリカの持続的な成長を信じている方

米国株に向いている人は、アメリカがこれからも成長する確信がある方です。

米国株のデメリットでも解説しましたが、アメリカは現在世界経済のトップを走っていますが、これからもそれが続くかはわかりません。

それでも、アメリカがこれからも世界経済の中心であることに100%信じることができる方は米国株に投資するべきと言えます。

その②90点以上をとりたい方

仮にアメリカがこれからも世界経済のトップを走り続けるとした場合、アメリカ以外に投資するのは無駄なコストになりますし、パフォーマンスを下げてしまいます。

実際、ここ10年では米国株のパフォーマンスが他の国を圧倒していて、米国株と全世界株では米国株のほうが良いリターンを出しています。

そのため、90点以上の成績をとりたい方は米国株に投資するべきと言えます。

全世界株に向いている人の特徴

その①アメリカの持続的な成長を確信できない方

全世界株に向いている人は、アメリカ一強がこれからも続くことに少しでも疑問を感じる方です。

全世界株はたとえアメリカ一強の時代が終わったとしても、それに代わる国に投資することができます。

そのため、米国株と全世界株でどちらに投資すべきか考えて、それでも迷う方は全世界株に投資するのが無難だといえます。

その②70点くらいを高確率でとりたい方

全世界株に投資する場合、米国株のように90点以上の成績をとるのは難しいです。

なぜなら、多くの国に分散して投資している分リターンもならされるからです。

しかし、全世界株に投資するということは世界経済の成長に投資することであり、超高得点は取れませんが、70点くらいの成績を高確率でとることができます。

このように腰を据えて、まあま良い成績を高確率で取りたいという方には全世界株が向いています。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんは、米国株と全世界株どちらに投資しようと思いましたか??

ちなみに私はどちらかに完全に振り切ることができず、両方に投資しています(笑)

理論的にはどちらかに絞ったほうが良いのですが、なかなか選ぶのが難しいです。

皆さんがどちらに投資しているかコメントいただけると幸いです。

ABOUT ME
ムツヲ
■20代前半会社員 ■AFP(日本FP協会認定会員)  2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務) ■2021年3月から~「賢く生きる」お金の知識~をテーマに資産形成にまつわる内容をブログやSNSで発信 ■主に資産運用・節約・節税・保険などの記事を更新
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