こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
KDDIが2021年3月からスタートした「povo」が早くも新たな料金プラン「povo 2.0」を発表しました。
これに伴い、「どんな変更があるんだろう?」、「povo 2.0に変えたほうがいいの?」と考えている方もいらっしゃると思います。
この記事では、新料金プラン「povo 2.0」について楽天モバイルとの比較も交えて解説します。
・povoの新料金プラン「povo 2.0」の概要
・楽天モバイルとの比較
・どちらにするべき?
povoの新料金プラン「povo 2.0」の概要
povo 2.0はどんなプランなのでしょうか。
ここでは、povo 1.0(旧プラン)とpovo 2.0(新プラン)の比較をもとに解説します。
povo 1.0とpovo 2.0の比較
povoの特徴はベースプランに各々がデータ容量やかけ放題などをトッピングできる点です。
こちらはpovoの公式サイトの情報を抜粋して作成した表になります。
ベースプランとトッピングでそれぞれ比較します。
まずはベースプランから比較します。
『ベースプラン』 | 「povo 1.0」 | 「povo 2.0」 |
基本料 | 2728円 | 0円 |
月間データ容量 | 20GB | 0GB |
通信制限時の速度 | 最大1Mbps | 最大128kbps |
国内通話料 | 30秒あたり22円 | 30秒あたり22円 |
契約可能者 | 20歳以上の個人 | 13歳以上の個人 |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード |
大きな違いは基本料金が0円になり、契約可能年齢が13歳まで下げられた点です。
次はpovoの特徴であるトッピングについて比較します。
『トッピング』 | 「povo 1.0」 | 「povo 2.0」 | |
データトッピング料 | 1GB | 550円(31日間) | 390円(7日間) |
3GB | – | 990円(30日間) | |
20GB | – | 2700円(30日間) | |
60GB | – | 6490円(90日間) | |
150GB | – | 12980円(180日間) | |
24時間データ使い放題 | 220円(24時間) | 330円(24時間) | |
コンテンツトッピング料 | DAZN使い放題パック | – | 760円(7日間) |
smash使い放題パック | – | 220円 | |
通話トッピング料 | 5分以内通話かけ放題 | 550円(1ヶ月間) | 550円(1ヶ月間) |
通話かけ放題 | 1650円(1ヶ月間) | 1650円(1ヶ月間) |
以上のようにpovo 1.0とpovo 2.0を比較してみました。
とりあえず、povo 1.0に比べてかなり新しいプランだということがお分かりいただけると思います。
基本料金が撤廃され、自分に必要な容量や期間を自由に選べるようになり、データをあまり使わない方でもたくさん使う方でも最適な料金で利用が可能です。
また、povo 1.0にはないコンテンツトッピングがあり、DAZN使い放題パックは7日間DAZNが見放題で利用時のデータ容量無制限というプランです。
これにより、プロ野球の日本シリーズなど短期間だけDAZNを利用したいという要望をかなえられます。
楽天モバイルとの比較
当ブログではおすすめの携帯キャリアとして楽天モバイルを紹介してきました。
ここでは、その楽天モバイルと新料金プランのpovo 2.0を比較します。
povo 2.0と楽天モバイルの比較
当ブログでも紹介している楽天モバイルとpovo 2.0はどちらが優れているのでしょうか。
比較には様々な観的がありますが、ここでは3つのポイントで比較します。
3つとは①通信制限時の速度、②データ使用料、③通話料の3点です。
①通信制限の速度
②データ使用料
③通話料
①通信制限時の速度の比較
楽天モバイルは通信制限時の速度が最大1Mbpsなのに対し、povo 2.0は最大128kbpsです。
まず、通信制限時の速度に関しては楽天モバイルが勝ります。
楽天モバイルは楽天回線エリアは無制限に利用でき、パートナー回線のみ月5GBという制限があります。
このパートナー回線で5GB以上使用した際に通信制限になるため、楽天回線エリアが行動範囲の方には通信制限は関係ないとも言えます。
povo 1.0では楽天モバイルと同じく最大1Mbpsでしたが、新料金プランであるpovo 2.0では最大128kbpsとなっています。
ただ、回線自体の安定性は拡大中の楽天モバイルに比べpovoの方が安定している可能性は高いです。
②データ使用料の比較
それぞれのデータ使用料は以下の通りです。
楽天モバイル(1ヶ月間) | povo 2.0 | |
データ使用料 | ~1GB-0円 | 1GB-390円(7日間) |
~3GB-1078円 | 3GB-990円(30日間) | |
~20GB-2178円 | 20GB-2700円(30日間) | |
20GB~-3278円 | 60GB-6490円(90日間=1ヶ月20GB-2163円) | |
ー | 150GB-12980円(180日間=1ヶ月25GB-2163円) |
このデータ使用料が最も気になるポイントだと思います。
「楽天モバイル」は1ヶ月のデータ使用量に合わせて金額が増えていく料金体系です。
それに対し、
「povo 2.0」は自分が使う期間・データ容量を買う(トッピング)することになります。
ここで重要になるのが1ヶ月あたりの料金です。
1ヶ月あたり(=30日間)の料金で考えると、楽天モバイルは現実的な20GB以下で2178円なのに対し、povo 2.0は150GBで12980円を購入すると、1カ月当たり25GBで2163円になります。
つまり、1ヶ月に平均で20GB以上25GB以下のデータ使用量の方はpovo 2.0の方がお得ということになります。
逆に、1ヶ月に平均で26GB以上使用する方は楽天モバイルの方が3278円で無制限に利用できるためお得です。
③通話料金の比較
楽天モバイルは通話料金が無料(専用アプリ)なのに対し、povo 2.0は別途料金(上の表参照)が発生します。
そのため通話料金に関しては、楽天モバイルが無料でかけ放題という点で優れているといえます。
「Rakuten Link」という専用アプリ使用時に限定されますが、私自身利用していて不便はあまり感じていません。
povo 2.0ではpovo 1.0と同じく、都度通話料金を支払うにせよかけ放題プランを追加するにせよ、別途料金が発生します。
通話をほとんど利用しないという方には関係ないかもしれませんが、通話を利用する方にとっては大きな要素になります。
どちらにするべき?
ここまでpovo 2.0の概要をpovo 1.0や楽天モバイルと比較しながら解説してきました。
そしてここでは、楽天モバイルとpovo 2.0ではどちらにするべきなのか、私なりの考えを書きたいと思います。
やはり楽天モバイルが優勢か
結論から申し上げますと、私は楽天モバイルをおすすめします。
理由は以下の2つです。
①料金体系のシンプルさ
②通信制限時の速度
①料金体系のシンプルさ
楽天モバイルは毎月使用した通信量に応じて料金が決まるシステムのため、様々な方に使いやすい料金体系になっています。
さらに20GB以上は無制限に利用できるため、たくさんデータ容量が必要な方にもお得なプランだといえます。
また、通話が無料で使い放題というのも魅力です。
②通信制限時の速度
楽天モバイルはパートナー回線で月5GB以上使用し通信制限になったとしても最大1Mbpsで通信可能です。
対してpovo 2.0は最大128kbpsという差があります。
仮に通信制限になったときに回線の遅さでイライラしにくにのは楽天モバイルだといえます。
ちなみに私自身、楽天モバイルを約1年使用していて通信制限になったことがありません。
携帯キャリアとして最低限の通信費と通話料金の観点から楽天モバイルがよりおすすめできる選択肢だと思います。
ただ、DAZN使い放題パックはpovo 2.0にしかありませんし、povo 2.0も同じくらい魅力的なプランだと思います。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
KDDIから新しく魅力的な新料金プラン「povo 2.0」が発表されました。
皆さんはこのプランについてどう感じましたか??
私は引き続き大手キャリア各社の動向を見つつ楽天モバイルを利用していく予定です。
ただ、より魅力的なプランが登場したらその都度乗り換えていこうと思っています。
皆さんもpovo 2.0や楽天モバイルが良いなと思ったら、このタイミングで乗り換えてみてください。