新NISA

新NISAは特定口座を売却して買い直すべき?2023年の投資戦略は?

投資経験あり
投資経験あり
2024年から新NISAがはじまるけど、特定口座で保有している銘柄は新NISAに移せるのかな?そのまま特定口座で持っておくより、新NISA口座で買い直した方がいいのかな?

こんな人のための記事です。

ムツヲ
ムツヲ
こちらの記事は「新NISAの概要についてはざっくりと知っている!」という方向けの内容です。

新NISAの概要をまだ知らないという方は先にこちらの記事をご覧ください。

新NISAとは?いつから使える?恒久化するの?変更ポイント4つを解説!! こんな人のための記事です。 筆者は、 つみたてNISA、iDeCoなどの投資経験...

特定口座で持っている銘柄をNISA口座に移すことはできない。
特定口座の銘柄を一度売却し、その資金でNISA口座での再購入が必要。
非課税投資可能枠は1800万円
年間投資上限は360万円

新NISAは上記の特徴がある制度のため、手元の資金が多くない方は特定口座よりも非課税で運用できるNISA口座に資金を移した方がいいのではと感じると思います。

この記事では

2級ファイナンシャルプランナー保有
投資歴2年半

の私ムツヲが、新NISAと特定口座で保有している銘柄についてどのような戦略を取ればいいのかわかりやすく解説します。

✓この記事のポイント

・特定口座の銘柄は売却して新NISAで買い直すべき
・2023年も今まで通りのつみたてNISA+特定口座の利用でOK

特定口座の銘柄を売却して新NISAで買い直すべき理由


現時点で既に投資をしている方は

特定口座でも投資している
手元資金にあまり余裕がない
できる限り新NISAを利用したい

という場合が多いと思います。

このとき、特定口座の銘柄を売却して新NISA口座で買い直した方が良いのか悩まれると思います。

ムツヲ
ムツヲ
ここでは、私ムツヲが考える新NISA開始後の戦略について解説します。

特定口座と新NISA口座の違い

まず、特定口座と新NISA口座の大きな違いは、

利益に税金がかかるか
利益に税金がかからないか

です。

特定口座は利益に対して20%課税されるため、新NISA口座に比べて8割しか手元に残りません。

そのため、できる限り新NISA口座で運用をした方が大きなリターンをえることができます。

もちろん、

手元資金に余裕がある
毎月の収入が高い

という方はわざわざ特定口座を売却する必要はありません。

ただ、多くの方は年間360万円を投資に回すのは難しいと思います。

ムツヲ
ムツヲ
私も手元資金に余裕があるわけでもなく、毎月の収入がたかくもありません。

そこで、特定口座の売却を検討している方のために

特定口座の損益がプラスの場合
特定口座の損益がマイナスの場合

ではそれぞれどうすべきか解説します。

特定口座の損益がプラスの場合

特定口座の損益がプラスの場合は、基本的に売却して新NISA口座で買い直すべきです。

なぜなら売却時に課税はされますが、その後の値上がりに対して課税されない方がリターンが大きくなるからです。

まず

長期保有
株価は長期的に上昇する

という前提で考えます。

ムツヲ
ムツヲ
この前提が不安な方はそもそも株式や投資信託などの投資はお勧めしません

簡単にシュミレーションします。

「2024年1月時点で、元本100万円の投資信託が120万円まで値上がりしていた」とします。

①特定口座で持ち続けた場合

2040年に1.5倍の180万円まで値上がりし、そこで売却したとします。

このときの利益は、

180万円ー100万円=80万円

20%課税されて手元に残る利益は、

80万円×80%=64万円

となります。

②一旦売却し新NISA口座で買い直した場合

2024年1月の売却時に課税されるため、

120万円ー20万円×20%=116万円

元本100万円+利益16万円となります。

2040年に①と同じように1.5倍になったとすると、

116万円×1.5=174万円

まで値上がります。

NISA口座は利益へ税金がかからないので、

174万円ー100万円=74万円

の利益が全て手元に残ります。

①では手元に残る利益が64万円
②では手元に残る利益が74万円

となり、②の一旦売却し新NISA口座で買い直した方がリターンが大きくなるこもがわかります。

つまり

特定口座の損益がプラスの場合でも、一旦売却し新NISA口座で買い直すべきだと言えます。

特定口座の損益がマイナスの場合

特定口座の損益がマイナスの場合、迷う必要はありません。

新NISAが開始したらすぐに売却して新NISA口座で買い直しましょう。

なぜなら

売却しても課税されることはない
その後プラスになると課税される
新NISA口座で買い直せば恒久的に非課税で運用可能

のため、新NISAで買い直す一択かと思います。

2023年も今まで通りの運用でいい理由


2024年以降の戦略がわかると次に気になるのが、

2023年の投資戦略は

新NISAのために投資を控えるのか
特定口座を含め積み立てを続けるのか

ということです。

ムツヲ
ムツヲ
正解はありませんが、現時点での私の考える2023年の投資方針を解説します!

結論、2022年までの運用を続けるで良いと思います。

理由は

投資機会を失うのはもったいない
相場は誰にも読めない

からです。

次でそれぞれ詳しく解説します。

投資機会を失うのはもったいない

ご存知の方も多いと思いますが、

株価は長期的に右肩上がり
株式の年率は平均5〜7%
早く始めるほど複利が効く

ということを踏まえると、1年間の投資機会を失うのは非常にもったいないと言えます。

もちろん、2023年のリターンがマイナスで終わる可能性も十分にあります。

ただ、2023年に相場が大きく上昇し、2024年に高値掴みしてしまう可能性もあります。

よって、2023年は下げの相場という考えの方以外は投資を続けるのが良いと思います。

相場は誰にも読めない

2023年に限ったことではありませんが、相場は誰にも読めません。

もちろん、プロの相場見通しなどはありますが

今年は上昇する
今年は厳しい展開になる

など、人それぞれ言っていることが異なるのが実態です。

そもそも積み立て投資は機械的に投資をしていく手法のため、今年だけ投資しないというのはいわば「おかしい」こととも言えます。

つまり、今まで通り積み立て投資を続けていくのがセオリーだということです。

ムツヲ
ムツヲ
2023年の相場には期待できないと考える場合は、投資を控えるのもありだと思います。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

新NISAへ特定口座からの移管はできません
特定口座の銘柄は売却して、新NISA口座で買い直すのがおすすめです

新NISAは開始前ですが、今から準備をしておくことでスムーズに利用することができます。

新NISAは現行のNISAを上回る素晴らしい制度なので、最大限活かさない手はありません。

引き続き、新NISAについての情報を更新していきますので、チェックしてみてください!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

ABOUT ME
ムツヲ
■20代前半会社員 ■AFP(日本FP協会認定会員)  2級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務) ■2021年3月から~「賢く生きる」お金の知識~をテーマに資産形成にまつわる内容をブログやSNSで発信 ■主に資産運用・節約・節税・保険などの記事を更新
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