こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
楽天ポイント、Tポイント、dポイントなど世の中には様々な「ポイント」があります。
ポイントを活用することで、お得に生活ができるようになります。
しかし、このポイントは貯めるべきなのか、それともすぐ使うべきなのか。
この記事ではこのようなポイントに対する疑問について解説します。
・「ポイント」はすぐ使うべき4つの理由
・「ポイント」は種類を絞るべき2つの理由
・おすすめの「ポイント」2選
ポイントはすぐに使うべき4つの理由
ポイントが貯まるのを見ると嬉しくなりますよね。
気持ちはすごくわかります。
ただ、ポイントは貯めるのではなく積極的に使うべきです。
ここではポイントは貯めずにすぐ使うべき理由を解説します。
①ポイントを貯めることが目的になる
ポイントを貯めたいばかりに無駄な買い物をしてしまったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、楽天市場では「お買い物マラソン」という買えば買うほどポイントが貯まるイベントでついつい無駄な買い物をしてしまうことが考えられます。
ポイントを貯めたい→もっとポイントを稼ぎたい→無駄なものを買ってしまう
上のような落とし穴にはまらないように気を付けましょう。
これと似たような要素で、ポイントを貯めるために価格比較をせずに買ってしまうことも弊害の1つです。
・価格1000円
・価格1200円+100ポイント(実質1100円)
この場合、前者で買う方が安く買うことができます。
しかし、ポイントを残高を増やしたいという気持ちがあると、後者を買ってしまう人がいるのも事実です。
②ポイント発行会社の倒産、条件変更のリスク
せっかく貯めたポイントも発行会社の倒産や、利用店舗の閉店、利用条件の変更などのリスクがあります。
一方で日本円は政府が価値を保障しているため、ポイントに比べ使えなくなる・条件が不利になるリスクは低いです。
いち民間企業と政府どちらが信用できるかということです。
③有効期限がある
多くのポイントには有効期限があります。
有効期限が切れた場合、そのポイントは無駄になってしまいます。
対して、日本円には有効期限はありません。
どちらを先に使うべきかは明白かと思います。
④利息が付かない
現金は銀行に預けているだけで利息がもらえます。
またこれを株式や債券に変えても配当金や利息がもらえます。
通常、金融資産は利息を生み私たちの資産をさらに増やしてくれます。
しかし、ポイントは基本的に利息を生みません。
そのためポイントは積極的に使い、浮いたお金で利息を生む金融商品を保有する方が資産を増やしてくれます。
逆に、ポイントを貯めていてもいっこうにお金は増えません。
「利息を生む現金・株式・債券」と「利息を生まないポイント」のどちらを貯めるべきか、
答えは1つです。
ポイントは種類を絞るべき2つの理由
皆さんもご存じの通り、ポイントの種類はたくさんあります。
お得に感じるあまりいろんなポイントサービスに手を出してしまう人も多いのではないでしょうか。
ポイントにはこれさえあれば完璧というものはなく、それぞれ特徴があります。
究極的にはいろんなポイントを使い分けるのが一番お得ですが、ここでは利用するポイントの数を絞るべき理由を解説します。
①管理が煩雑になる
ポイントを多数利用する場合、それだけのカードやアプリを保有する必要があります。
現在はアプリもありますが、カードが主流だったころには、「カード忘れ」や「再発行」を度々していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、それぞれ有効期限が異なるため、それを把握しなければなりません。
これは非常に手間がかかる上、有効期限の見落としが発生するとせっかくポイントを貯めた意味がなくなってしまいます。
このようなポイントの管理が絶対にできるという方以外は、利用するポイントを絞りましょう。
②毎回の意思決定が必要
もう1つの理由が、使い分けに毎回意思決定が必要な点です。
有効期限が異なるのと同様に、お得なお店や利用できるお店はポイントによって異なります。
この店ではこのポイントを貯める、これを買うときはこのポイントを使うといった「どれを使うのが一番お得か」の判断が毎回必要になるのは非常にストレスになります。
この判断のために脳のメモリやエネルギーを使うのはコスパがよくありません。
以上の理由から、たくさんのポイントを利用するのはおすすめしません。
おすすめのポイントとの付き合い方は、数種類に絞ったポイントを有効期限に気を付け、場面に応じて使い分けることです。
おすすめのポイント2選
世の中には様々なポイントがありますが、上記でも紹介したようにいろんなポイントを貯めると様々な弊害があります。
ここでは、私が実際に利用したポイントからおすすめのポイントを紹介します。
①楽天ポイント
ご存じの方も多いと思いますが、私の一番のおすすめは「楽天ポイント」です。
楽天が運営する楽天ポイントは、年間3000億円規模のポイントが発行されており、抜群の知名度があります。
加盟店で利用すると基本的に100円につき1ポイントが貯まります。
楽天ポイント(楽天サービス)をおすすめする理由は、これまでに複数の記事で解説していますので、ここでは省略させていただきます。
②JREポイント
JRの鉄道やルミネを利用する方におすすめなのが「JREポイント」です。
JREポイントのメリットは3つあります。
1つ目は、鉄道利用でポイントが貯まる点です。
JREポイント登録済みのsuicaでJR東日本の在来線を利用すると、利用額に応じてポイントが貯まります。
・モバイルsuicaは50円につき1ポイント
・カードタイプsuica200円につき1ポイント
これを見るとJR東日本としてもモバイルを利用してほしいことがわかりますし、モバイルを利用したほうが利用者側にもお得になっています。
2つ目は、suicaにチャージが可能な点です。
JREポイントは1ポイント1円としてsuicaにチャージすることができます。
suicaは利用できる店舗も多く、鉄道を利用することでポイントが貯まり、そのポイントでまた鉄道や日常の支払いに使うことができるのはとても魅力的です。
テレワークの普及により、週に1,2回出勤する方は定期券を持たない場合もあると思います。
定期券を持たない場合は鉄道利用によりポイントが貯まるため、こういった勤務体系の方は特におすすめです。
3つ目は、定期券の購入でポイントが貯まる点です。
2つ目で定期券を持たない方に特におすすめしましたが、定期券を購入する方にもポイントが貯まるのがJREポイントです。
こちらもモバイルsuicaの場合、50円につき1ポイント貯まるため、6ヶ月で60,000円の定期券を購入した場合、1200ポイント貯まります。
50円につき1ポイントは2%の還元率になるため、通常のクレジットカードで購入するよりもお得に定期券を購入することができます。
以上のような理由から、
私はこの2つのポイントを主に利用しています。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
確かにポイント残高が増えていくのを見るのはとても楽しいです。
しかし、記事でも解説したようにポイントを貯めることには様々な弊害があります。
そのため、この瞬間から頭を切り替えポイントを積極的に使っていきましょう。
それが無駄な買い物を減らすだけでなく、あなたの資産を増やしてくれます。