こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
2020年のコロナショックの影響や老後資金対策のため、将来を見据えた資産形成を始める方が増えています。
資産形成として有効な手段の1つが「つみたてNISA」です。
つみたてNISAを始めるために必要なのが証券口座ですが、
「どの証券会社で口座開設すればいい?」という疑問を持つ方も多くいます。
中でも人気なのがネット証券大手の「SBI証券」と「楽天証券」です。
この記事では、つみたてNISAを始めるなら「SBI証券」と「楽天証券」のどちらがおすすめかという観点で解説します。
私は2つとも口座を持っており、利用者としての観点から解説しますので、どの証券会社にすればいいのか迷っている方は参考にしてみてください。
・つみたてNISAで証券会社に求めるポイントつ
・SBI証券と楽天証券の特徴を比較!
・つみたてNISAはSBI証券と楽天証券どっちがおすすめ?
つみたてNISAで証券会社に求めるポイントつ
つみたてNISAはどの証券会社でどんな商品を運用するかで結果が大きく変わります。
ここでは、つみたてNISAで証券会社選を選ぶうえでのポイントについて解説します。
①優良ファンドの取り扱いがあるか
②クレジットカード積立の可否
つみたてNISAの概要やおすすめ商品についてはこちらの記事で解説しています。
①優良ファンドの取り扱いがあるか
つみたてNISAでは金融庁が厳選した投資信託から自分で銘柄を選びます。
ただ、証券会社によって取り扱っている投資信託はさまざまで、特定の証券会社でしか購入できない商品もあります。
冒頭でも説明したように、つみたてNISAはどんな商品で運用するかで結果が大きく変わります。
そのため、どんな投資信託を購入することができるのか、優良ファンドを取り扱っているのかは証券会社を選ぶうえで重要なポイントです。
②クレジットカード積立の可否
通常、投資信託の購入は銀行口座から証券口座に入金し、そこから買い付けを行います。
ただ、証券会社によっては投資信託をクレジットカードで購入でき、クレジットカードの還元率分ポイントが付与されるサービスがあります。
仮に購入金額の1%のポイントが付与されるとすると、
購入した時点で1%の利益が出ているとも考えることができます。
株式の平均リターンが3~7%と言われていますから、この1%は実は大きいことをおわかりいただけるかと思います。
つまり、証券会社を選ぶうえで「投資信託のクレジットカード積立サービスがあるか」は非常に重要なポイントと言えます。
2点のポイントを解説しましたが、この2点をどちらも抑えているのが、大手ネット証券の「SBI証券」と「楽天証券」です。
これからつみたてNISAを始めようとしている方は、どちらの証券会社にするか記事を読みながら考えてみてください。
SBI証券と楽天証券の特徴を比較!
SBI証券と楽天証券がつみたてNISAを利用するうえで、有力な選択肢であることを解説しました。
ここでは、SBI証券と楽天証券それぞれの特徴と比較を行います。
SBI証券の特徴
①SBI証券でしか購入できない商品がある
②投資信託専用のアプリがある
③三井住友カードでクレジットカード積立が可能
①SBI証券でしか購入できない商品がある
SBI証券にはSBI証券でしか購入できない投資信託があります。
例えば、
純資産額約4000億円、信託報酬0.0938%でアメリカのS&P500指数に連動する、
「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」はSBI証券でしか購入できません。
こちらのファンドはつみたてNISAでも非常に人気ですが、こちらのファンドで運用したい場合はSBI証券でつみたてNISA口座を開設する必要があります。
②投資信託専用のアプリがある
SBI証券には「SBI証券かんたん積立」という投資信託専用アプリがあります。
こちらのアプリで売買や自動積立設定、運用成績の確認まで行うことができます。
やはり、ウェブサイトよりも操作性が高く初心者の方でも気軽に投資できる要素の1つになると思います。
③三井住友カードでクレジットカード積立が可能
SBI証券では、三井住友カードによるクレジットカード積立ができます。
これにより毎月100円~5万円の範囲で投資信託を積み立てることができます。
もちろんつみたてNISAにも対応しているため、つみたてNISA口座でクレジットカード積立も可能です。
ポイントの還元率は使用する三井住友カードによって変わり、0.5%~2%のVポイントが還元されます。
楽天証券の特徴
①楽天カードでクレジットカード積立が可能
②楽天ポイントで投資信託の購入が可能
③他の楽天グループサービスとのシナジー
①楽天カードでクレジットカード積立が可能
楽天証券では、楽天カードによるクレジットカード積立ができます。
SBI証券と同じように、毎月100円~5万円の範囲で投資信託を積み立てることができます。
またこちらも同じようにつみたてNISAにも対応しています。
ポイントの還元率は楽天カードの還元率である一律1%です。
②楽天ポイントで投資信託の購入が可能
楽天証券では、楽天ポイントで投資信託の購入ができる「ポイント投資」というサービスがあります。
楽天ポイントを1P=1円として最低100円から投資信託を購入することができ、現金の代わりとして使うことができます。
こちらもつみたてNISA口座での購入にも利用可能です。
③他の楽天グループサービスとのシナジー
楽天証券では、楽天グループの他サービスとのシナジーがあります。
②でも解説しましたが、楽天証券では楽天ポイントで投資信託を購入することができます。
そして、ポイント投資を利用して毎月500円以上の投資信託を購入すると、楽天市場のSPUが+1倍になります。
また、すべてポイントで支払う必要はなく、1ポイント以上利用して500円以上の投資信託を購入すると条件クリアになります。
もちろん、楽天カードでクレジットカード積立もやってます。
楽天経済圏やSPUについてはこちらの記事で解説しています。
楽天証券と楽天銀行の口座連携をすると楽天銀行の預金金利が0.1%になります。
楽天証券と楽天グループの銀行サービスである「楽天銀行」は口座連携(マネーブリッジ)をすることができます。
これにより楽天銀行の預金金利が「0.1%」になり、メガバンクの100倍の利息を受け取ることができます。
また、口座連携をすることで、投資信託を購入する際に楽天証券に入金する必要がなく、楽天銀行から自動で引き落とされるので便利です。
楽天銀行についてはこちらの記事で解説しています。
つみたてNISAはSBI証券と楽天証券どっちがおすすめ?
では、「つみたてNISAを利用する場合どちらがおすすめなのか」、皆さんの疑問にお答えします。
ズバリ、「人による」というのが答えです。
どっちかにしてほしいという気持ちもわかりますが、両社とも非常に優れた証券会社なので、この2つにたどり着いた時点で優秀だと思います。
ただ、それぞれおすすめな方はいらっしゃいますので、ここではどんな人におすすめなのかについて解説します。
SBI証券がおすすめな方
①アメリカのS&P500や全米株式に最安の手数料で投資したい方
②投資信託専用のアプリで手軽に始めたい方
①アメリカのS&P500や全米株式に最安の手数料で投資したい方
SBI証券の特徴でも解説しましたが、SBI証券にはSBI証券でしか購入できないファンドがあります。
つみたてNISAについて情報収集する中で、それらのファンドで運用したいと考えた方は、SBI証券で口座開設しましょう。
②投資信託専用のアプリで手軽に始めたい方
投資信託専用アプリの「SBI証券かんたん積立」は非常に使いやすいです。
YouTubeもブラウザで見るよりアプリの方が見やすいのと同じように、つみたてNISAもアプリの方が気軽に管理できます。
以上の2点に魅力を感じる方はSBI証券でつみたてNISAを始めてみてください。
楽天証券がおすすめな方
①楽天経済圏を利用されている方
②クレジットカード積立をコスパ良く利用したい方
①楽天経済圏を利用されている方
楽天経済圏で様々なサービスを利用されている方は楽天証券がおすすめです。
「楽天経済圏」とは、、、
楽天グループのサービスを複数利用することでポイントが貯まる・お得に利用できることを指します。
楽天証券も楽天経済圏のサービスの1つであるため、他のサービスがお得になったり、貯まったポイントで投資信託を購入できるなどメリットがたくさんあります。
自分は楽天グループのサービスをよく使うという方は、楽天証券でつみたてNISAを始めるのがおすすめです。
楽天経済圏の他のサービスについてはこちらの記事で解説しています。
②クレジットカード積立をコスパ良く利用したい方
楽天カードは年会費無料で還元率が一律で1%というコスパ抜群のクレジットカードです。
楽天証券では楽天カードでクレジットカード積立が可能なため、毎月5万円を上限に1%の還元を受けることができます。
つみたてNISAは年額40万円で毎月33,333円が上限になるので、5万円の範囲内で利用できます。
その点、楽天証券は「無料で還元率1%」という高コスパでクレジットカード積立を利用することができます。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんはSBI証券と楽天証券どちらでつみたてNISAを始めたいと思いましたか?
記事の中でも書きましたが、
この2つはどちらも非常に優良な証券会社なため、ここにたどり着いた時点でとても優秀だと思います。
あとは、自分の好みや条件に当てはめてどちらがより良いかを考えてみてください。
もし、始めてからあっちにすればよかったと思ったら、つみたてNISAは証券会社を替えることも可能です。
思い立ったが吉日です。このタイミングでつみたてNISAを始めましょう!