こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
最近、注目されている「米国株(アメリカ株)」。
日本に比べて市場規模も大きく、成長性と安定性を兼ね備えた銘柄も多くあります。
しかし、「米国株に興味あるけど、どうやって投資すればいいかわからない」という方も多くいらっしゃると思います。
そこで、この記事では「米国株の買い方・始め方」を詳しく解説します。
また、米国株の特徴やおすすめの銘柄も紹介します。
・米国株の特徴とは、日本株との違い
・米国株の買い方
・おすすめの銘柄6選
米国株の特徴
まずは米国株の主な特徴・日本株との違いを解説します。
米国株の買い方を解説する前に把握しておくことをおすすめします。
1株から購入できる
米国株は1株から購入できるのが特徴です。
日本株は単元があり、基本的に最低100株からの購入になります。
例えば、「ファーストリテイリング」の株を購入するには、株価×100円の資金が必要になります。
2021年6月1日時点→株価88,980円×100円=約900万円必要
その点、米国株は1株から購入できるため、世界的な企業に数千円~数万円という少額から投資ができます。
例えば、iPhoneやMacbookでおなじみの「Apple」には約13,500円で投資することができます。
2021年6月1日時点、株価→約124ドル、1ドル→約109円のため、124×109=13,516円
このように多くの資金がなくても投資ができるのは、米国株の魅力であり初心者の方でも気軽に始められるポイントです。
取引時間が異なる
アメリカと日本には時差があります。
そのため、市場が開いている時間(取引可能な時間)がアメリカと日本とでずれてしまいます。
日本は平日の9時~15時が市場が開いている時間です。
対して、
アメリカの市場は日本だと深夜~早朝にあたる時間に開いています。
ちないにアメリカ市場は夏と冬で市場が開いている時間が変わります。
・夏時間→22:30~05:00(日本時間)
・冬時間→23:30~06:00(日本時間)
日中に仕事などをされている方は、市場が開いている夜の時間に取引することができるのはメリットといえます。
ただ、市場が開いている時間すべて起きているのは難しいため、リアルタイムで取引ができる時間は限られるともいえます。
ドル建てで保有する
アメリカと日本では通貨が異なるため、日本株は円で購入しますが、米国株はドルで購入します。
そのため、米国株には株価だけでなく為替変動の影響も受けます。
購入時よりも円高になるとリターンが下がり、円安になるとリターンが増えます。
購入時1ドル=100円の場合、
→1ドル=90円(円高)になったら、リターンは10%下がる。
→1ドル=110円(円安)になったら、リターンは10%上がる。
また、購入する際に円をドルに換えてから購入する必要があります。
米国株の買い方3ステップ
米国株の特徴を把握したところで、ここでは実際に米国株の購入方法を解説します。
「3ステップ」で解説していきます。
ステップ①証券口座開設
まずは米国株を購入することができる証券会社で「外国証券取引口座」を開設します。
証券会社はどこでも米国株を購入できるわけではないので注意しましょう。
・SBI証券
・楽天証券
これらは全て「ネット証券」と呼ばれる実店舗を持たない証券会社です。
手数料が低く、ネットで取引などを完結でき非常に便利です。
こちらの記事でもネット証券について解説しています。
ステップ②日本円を入金し、米ドルに振替する
証券口座を開設したら、次は投資資金を入金します。
米国株はドルで購入するため、例えば記事の中で紹介した「Apple」は1株約13,500円(2021/6時点)が必要になります。
また、購入する際に円をドルに両替する手数料がかかるため、少し余裕をもって入金しましょう。
ちなみに、
両替に必要な金額は為替によって変わるため、あらかじめタイミングの良い時にまとまった日本円をドルに換えておくのもおすすめです。
ステップ③銘柄を選択して購入する
入金が完了したら、次は銘柄を選んで購入します。
注文の方法は日本株とあまり変わりません。
・購入株数(~株)
・注文方法(成行・指値)
→成行の場合は当日中、指値の場合は期間を指定
・預り区分(NISA・特定口座・一般口座)
・決済方法(外貨決済・円貨決済)
などを確認し、注文を行います。
おすすめの米国株銘柄6選
ここでは人気かつ初心者におすすめの米国株銘柄を解説します。
世界を代表する企業で1株の価格が低い銘柄をピックアップしました。
その①Apple(アップル)
AppleはGAFAと呼ばれるアメリカの巨大IT企業の1つで、投資家からも人気を誇る銘柄の1つです。
皆さんもご存じ「iPhone」や「Apple Music」などのサービスを提供している会社です。
絶大なブランド力と革新的なサービスの提供により、毎年安定的な売上と成長を続けており、株価も上場以来右肩上がりに推移しています。
その②Microsoft(マイクロソフト)
MicrosoftもGAFA+M(MがMicrosoft)と呼ばれることもある、アメリカの巨大IT企業です。
こちらも皆さんもご存じ、「Windows」や「Office」などのサービスを提供している会社です。
一時はクラウドの時代に乗り切れない時期がありましたが、CEO交代で息を吹き返し、現在は右肩上がりの成長を続けています。
その③Facebook(フェイスブック)
FacebookもGAFAの一角を担う巨大IT企業です。
こちらも有名な「Facebook」や「Instagram」などのサービスを提供している会社です。
GAFAで唯一創業者の「マーク・ザッカーバーグ」が現在もCEOを努め、革新的なサービスを生み出し続けています。
株価も右肩上がりの成長を続けており、今後も更なる成長が見込める銘柄です。
その④P&G(プロクターアンドギャンブル)
P&Gは世界最大の日用品メーカーです。
「パンテーン」、「ファブリーズ」、「パンパース」など誰もが知っている日用品ブランドを持つ巨大企業です。
これまで紹介したGAFA+Mに比べ、常に株価が右肩上がりというわけではありませんが、不況でも底堅く安定的に推移しています。
また、急激な成長は期待しにくいですが60年以上連続で配当金を増額しており、業績は非常に安定しています。
その⑤JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)
ジョンソンエンドジョンソンは、世界最大級のヘルスケア企業です。
「バンドエイド」や「リステリン」などの消費者におなじみの製品や医療機器、医薬品の製品を扱っています。
株価は長期的に右肩上がりに成長しており、暴落局面でも底堅い動きをしています。
また、約60年連続増配しており、P&Gとともに業績が非常に安定している企業です。
その⑥VISA(ビザ)
VISAは世界最大の決済システムを持つ企業です。
皆さんも「クレジットカード」や「デビットカード」などでVISAブランドのカードを持っている方も多くいらっしゃると思います。
株価も長期的に右肩上がりで、12年連続増配しており業績が安定している企業です。
ここまで紹介したのは、米国株の代表的な銘柄の一部です。
米国株にはほかにも多くの優良銘柄があり、調べると投資したくなるけど資金がないというジレンマになるくらいです。
是非皆さんもご自身で個々の銘柄について調べてみてください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
米国株はルールを把握していれば誰でも簡単に取引することができます。
比較的少額で、急成長・安定性・高配当など様々な特徴がある銘柄に投資できるのが米国株の魅力です。
是非この機会に米国株投資を始めてみませんか??
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