こんにちは、FPブロガーのムツヲです。
最近投資を始めた方や投資を始めようと考えている方で、インデックス投資と高配当投資のどちらがいいのか迷う方もいらっしゃると思います。
世の中には「インデックス投資が良い」、「配当金は日々の生活を豊かにする」など様々な意見があります。
今回はそんな方々のための記事です。
・インデックス投資と高配当投資の違い
・インデックス投資がおすすめな方の特徴
・高配当投資がおすすめな方の特徴
・どっちもやるのはあり?
インデックス投資と高配当投資の違い
まずはインデックス投資と高配当投資の特徴について解説します。
インデックス投資の特徴
インデックス投資とは、
日経平均株価やニューヨークダウ平均、S&P500などの株価指数に連動した値動きを目指す投資方法です。
例えば、日経平均株価に連動する商品に投資をすると基本的には日経平均株価が上がれば価格が上がり、下がれば下がります。
ニューヨークダウ平均に連動する商品を買えばそれに連動して価格が上下します。
つまり、インデックス投資といってもどんな「指数」を選ぶかで値動きは異なります。
適切な指数を選ぶことができれば初心者でも簡単にできる投資法なのが大きな特徴です。
また、自動で銘柄入れ替えが行われるため管理費用が低い傾向にあるのもポイントです。
インデックス投資については過去にもこちらの記事で解説しています。
高配当投資の特徴
高配当投資とは、
配当金が多くもらえる株式を保有し、定期的に配当金をもらう投資方法です。
基本的に株式会社は株主に利益の一部を配当金として支払います。
一般的に「配当利回りが3%を超える」と高配当と言われています。
配当利回り=1株当たりの配当金額÷株価
例えば、1株の株価100円の企業が1年間に3円の配当金を出した場合、
3÷100=0.03=3%
つまり、配当利回りが3%となります。
高配当投資の大きな特徴として配当金でキャッシュフローが安定するという特徴があります。
株価の上下を強く気にせず定期的に配当金が受け取れるのは高配当投資ならではです。
一方で高配当投資には銘柄選定に知識が必要という特徴があります。
特に日本株には優良な高配当商品が少なく、銘柄選定が重要になります。
銘柄選定や入れ替えが難しい・面倒くさいという方には米国ETFがおすすめです。
米国ETFには優良な高配当ETFがあり、銘柄選定をせずに高配当投資をすることができます。
米国高配当ETFについては過去の記事で解説しています。
インデックス投資・高配当投資がおすすめな方の特徴
ここでは、インデックス投資家・高配当投資家としてそれぞれの投資方法がおすすめな方の特徴を解説します。
インデックス投資がおすすめな方の特徴
インデックス投資がおすすめな方の特徴は以下の3つです。
①長期的に資産形成したい方
②投資に時間をかけたくない方
③効率的に資産を増やしたい方
①長期的に資産形成したい方
20代、30代の方など長期的に資産形成したい方にインデックス投資はおすすめです。
これは米国の代表的な指数であるS&P500に連動するETFの長期チャートです。
このチャートからもわかるように適切な指数であれば、短期的な上下はありますが長期的に右肩上がりになっています。
おすすめな指数や投資信託についてはこちらの記事で解説しています。
このような指数に腰を据えて投資をすることができる方はインデックス投資に向いています。
②投資に時間をかけたくない方
特徴でも解説しましたが、インデックス投資は特定の指数に連動する商品に投資する手法のため、初心者の方でも簡単に投資できます。
投資というと勉強が必要なイメージですが、インデックス投資は最低限の知識があれば行うことができます。
そのため、投資はしたいけど時間はかけたくない方におすすめです。
③効率的に資産を増やしたい方
インデックス投資は基本的に管理費用が低い傾向にあります。
投資のリターンは「運用益−管理費用」になるため、管理費用を低く抑えることでよりリターンを高くすることができます。
そのため、指数に連動した運用益を得つつ管理費用を低く抑え、効率的に資産を増やしたい方におすすめです。
高配当投資がおすすめな方の特徴
高配当投資がおすすめな方の特徴は以下の3つです。
①日々の生活に余裕を持たせたい方
②自分年金を作りたい方
③コツコツ投資ができる方
①日々の生活に余裕を持たせたい方
高配当投資の特徴は何といっても配当金がもらえる点です。
定期的に配当金がもらえることでキャッシュフローが良くなります。
例えば、月5万円(年間60万円)の配当金がもらえるだけでかなり生活に余裕ができると思います。
このように日々の生活に余裕を持たせたい方に高配当投資はおすすめです。
②自分年金を作りたい方
年金は退職後に毎月一定額支給される制度ですが、高配当投資をすることで「セルフ年金」を作ることができます。
また、年金は最短でも60歳にならないと受け取れませんが、配当金であれば投資を始めてすぐに受け取ることができます。
年金というと遠いイメージがありますが、「セルフお小遣い」だと思うとイメージしやすいかもしれません。
投資額を増やすことで毎年のお小遣いを増やしていくと考えると楽しくなりませんか?
③コツコツ投資ができる方
高配当投資でETFや投資信託を利用しない場合、自分で銘柄選定や入れ替えを行う必要があります。
例えば、配当利回りが下がった銘柄の売却や構成比率の調整など一定の知識や情報収集が重要になります。
そのため、投資にコツコツ取り組める方は高配当投資におすすめです。
どっちもやるのはあり?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
ただ、どちらの方が優れているという正解はありません。
自分の年齢、家族構成、性格、資産状況などに合う投資法を自身で選択することが重要です。
ただ、必ずしもインデックス投資と高配当投資のどちらかに必ず絞る必要はないと私は考えています。
この記事を書いている私もインデックス投資がメインとはいえ、米国ETFで高配当投資も実践しています。
個人的には両方の投資法を実践するのもありだと考えています。
この記事を読むことや想像するだけではどちらかを選択するのは難しいと思います。
どちらの投資法もそれぞれ魅力があり、実際にやってみないとどんな値動きをするのか、自分との相性はどうかなど体感できないものはたくさんあります。
まずは、少額から小さく始めることでリスクを低く抑えて勉強してみるのはいかがでしょうか。
①少額でインデックス投資と高配当投資をしてみる
②ある程度慣れてきたら自分に合う方の金額を増やす
③必要に応じてどちらかを選択するor併用する
このようなステップで資産運用を進めてみてください。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
インデックス投資か・高配当投資か、皆さんはどちらに魅力を感じますか?
記事の中でも書きましたがまずは少額から始めてみてください。
調べることも大事ですが、何よりもまずは行動することが重要です。
記事を読んでいいなと思った方は是非こちらからフォローしていただけると嬉しいです。